紀平梨花選手で大注目の教育法『ヨコミネ式教育法』とは?
フィギュアスケートGPファイナル初出場で優勝を果たし、大注目の紀平梨花選手。彼女が幼少の頃受けていた教育メソッドに熱い視線が集まっています。
ヨコミネ式教育法って?
その教育メソッドの名は『ヨコミネ式教育法』。プロゴルファー横峯さくら選手の伯父である横峯吉文氏が提唱するメソッドです。以前にもテレビなどで紹介された有名な教育法なので、すでにご存知の方も多いかもしれません。
「すべての子どもが天才である。ダメな子なんて一人もいない。」
https://www.yokomine.jp/powerofheart.html
『ヨコミネ式教育法』の理念は、すべての子どもが天才であり、自立した子どもを育てたいというもの。競争を通じて積極的な人間を育てることを推奨しており、少し難しいことをしたいという子どもの願望を教育に反映するという方針から、幼稚園から小学生レベルの計算問題を解ける子や、逆立ちで歩いたり、側転ができたりする子など、いわゆる「スーパー園児」を次々に生み出している教育法です。
叱らない教育法に一石を投じる
過保護な社会、叱らない教育法など甘やかされる環境では子どもの『がまんする力』や『耐性力が育たない』として、子供の自立心を育てるために作られた教育メソッドです。
子供を叱らずに教育ができるとは思えません。 子供はいたずらもしますし、悪いことすることがあります。 ワガママを言って、親の言うことわ聞かない場合もあるでしょう。 そのようなときに、ビシッと叱ることができなければ、子育てはできないのでは ないでしょうか。
https://www.yokomine.jp/faq.html#FAQ201512011642314231swnjg
そのやり方が独特で、園児に目隠ししてピアニカを弾かせる、跳び箱8段を跳ばせるなど、変わったカリキュラムがメディアで取り上げられるため、スパルタ教育だという批判も少なくないようです。
できない子へのフォローができていない?
ヨコミネ式を取り入れている幼稚園や保育園などの教育施設は全国に多数あり、それぞれの施設によって、ヨコミネ式だけではなく他の教育法も取り入れているなど、メソッドの採用度合いには違いがあるようです。その差が批判を生む可能性もあるのかもしれません。
批判的な意見は主に「できない子へのフォローができていない」というもの。実際に子どもを通わせている親御さんの意見では、「できない子へのフォローもしっかりできている」施設も多いようなので、こればかりは教育施設や指導者による、としか言えないのかもしれません。
子どもの持つ競争心を育てるメリット
紀平梨花選手が5歳の頃、幼稚園の運動会で軽々と片手側転をしている映像がメディアで取り上げられ、話題になりました。彼女が小さな頃から負けず嫌いだったというコメントも合わせて紹介されており、もともと負けず嫌いの子どもにはとても合っていると思われます。アスリート気質を育てるには素晴らしい教育法なのではないでしょうか。
その一方で、競争心のあまりない子どもには合っていなくて転園したという意見もあるのも事実。どんな教育メソッドもそうですが、子どもの特性を見極めた上で通わせるべきでしょう。
子どもの自立心を育てるメソッドは他にもある
子どもが自ら考える力を育てる教育法は他にも多数あります。将棋の藤井聡太七段が受けていたモンテッソーリ教育や、俳優の斎藤工が受けていたシュタイナー教育など。これを機会に、色々なメソッドを比較してみて、自分の子どもにはどれが合っているのか、検討してみるのもよいかもしれませんね。