「勉強が続かない…」続く勉強のコツとは?
続かないと言ってもパターンは色々
「子どもがすぐ飽きてしまって、勉強が続かない」そんなお悩みの声をよく耳にします。「勉強が続かない」のはなぜでしょうか?続かないと一言で言っても、「何となくやる気が出ないから続かない」「他のことに目移りしてしまうから続かない」「単調な作業、同じことの繰り返しに飽きてしまって続かない」」など、色々なパターンがあるはず。また、いつも同じ要因で飽きているとも限りません。まずはどのパターンなのかを見極めることが大切です。
パターン別対処法
「何となくやる気が出ないから続かない」
大人にもやる気が出ない日はあります。でも、出勤してPCを開けば意外と仕事が進むこと、ありますよね。習慣として身についていれば、やる気がなくてもそれなりにこなせるものです。
この場合は、まず 勉強を習慣にする ことから始めましょう。例えば、毎日机に座って5問だけ計算問題を解く、15分好きな本を読むなど、机に座ることから始めて、机に向かって勉強するということを習慣にしていきましょう。もちろん必ず机でなくてもかまいません。勉強する時は必ずここでする、という決まった場所があればよいのです。
すでに机に向かうことが習慣になっているお子さんなら、『机に座って1問だけ解いてみる』『1ページだけ読んでみる』ことを促してみましょう。初めてみたら意外と勉強する気がおきるかもしれません。もちろん、やる気が起きなくて1ページだけで終わることもあるでしょう。それでも勉強をしたということにかわりありません。長時間勉強ができるというのは素晴らしいことですが、何よりも勉強は継続することの方が大切です。
「他のことに目移りしてしまうから続かない」
勉強に取りかかっても、ついつい漫画を読んでしまったり、ゲームに手が伸びたり…一見飽きっぽいように見えても、好きなことなら長時間没頭しているのではないでしょうか。
漫画やゲームを、勉強する間だけ目につかないようにするという手もありますが、せっかく漫画やゲームが好きなら、好きなものを勉強に利用してしまいましょう。 例えば、学習漫画やゲーム形式の学習アプリを利用するというのはどうでしょう?きっと、好きなものなら目を輝かせて勉強してくれるはずです。 単に長時間集中することが難しいタイプなら、ポモドーロテクニックなど、短時間で集中するタイプの勉強法もオススメです。
「単調な作業、同じことの繰り返しに飽きてしまって続かない」
大人でも単調な作業を繰り返すのは退屈なものですよね。ワンパターンにならないために、メリハリが大切です。
また、作業の繰り返しそのものではなく、勉強のレベルが合っておらず、苦痛だったり単調に感じたりしている可能性もあります。難しすぎると達成感がありませんし、簡単すぎてもつまらなくなってしまいます。まず、勉強しているレベルが合っているかどうかを確認してみてください。
繰り返し自体に飽きているなら、例えばドリルで問題を解くことに飽きているなら、教育タブレットや学習アプリに切り替えるのもよいですし、植物図鑑を片手に外に出て、植物を調べてみるなど、フィールドワークのような学びを体験させてあげるのもよい刺激になるでしょう。
同じ教材、同じ学び方が退屈になってきたら、違う切り口の学びを与えてあげると、さらに学ぶことに対しての好奇心や喜びが深まるでしょう。
勉強を好きになることが大前提
勉強そのものを嫌いになってしまっている場合は、何をやっても効果が上がらないので、まずは勉強を好きになる必要があります。嫌いになってしまった勉強をいきなり好きになれと言ってもさすがにそれは難しいので、まずは好きなものから始めてみましょう。好きな教科があればまずはその教科から勉強を始めてみます。勉強自体が嫌いになってしまっているなら、前述のように学習漫画や学習アプリなど、興味を持ちそうな教具で勉強を始めてみるのも効果的です。 子どもは本来、集中力の塊。好きなことなら夢中になって時間を忘れるくらい没頭するものです。まずは勉強が子どもにとって楽しいものになるように工夫してみてください。