結局効果があるのはどっち?インターリーブ学習VS反復学習

2018/12/12

インターリーブ学習VS反復学習

<インターリーブ学習とは>

インターリーブ学習とは、一言で言うと『変化をつける』学習方法のこと。例えば同じ英語の勉強でも、単語だけを延々と暗記するよりも、合間にリスニングを挟んだり、文法を学んだりと、変化をつけることで学習効果が高まるという学習方法です。

<反復学習とは>

対して、誰もがおなじみ、同じことを何度も繰り返し学習して覚えるのが反復学習。『同じことを繰り返す』という特性上、『変化をつける』インターリーブ学習と比べられることが多いのですが、果たして効果はどちらが高いのでしょうか?

効果的なインターリーブ学習方法

2006年、カリフォルニア大学で、絵画の作者ごとに6枚ずつの絵画を見て覚え、テストではその中にはない絵画を出題し、どの作者の作品か当てるという実験が行われた際には、作者ごとに絵画を見て覚えたグループと、作者の違う絵画をランダムに見て覚えたグループでは、ランダムに覚えたグループの正解率が高いという結果が出ました。

オタワ大学で1978年に行われた実験でも、1メートル先の的にお手玉を投げる練習をさせたグループと、60センチ先と120センチ先の2つの的を用意して練習させたグループに、1メートル先の的に投げるテストを行ったところ、後者の成績の方が良いという結果が出ています。

インターリーブ学習は、『変化をつける』学習方法ではありますが、その変化はあくまでも『関連のあるもの』に限られます。英語の勉強にいきなり算数の勉強を挟むのではなく、英語ならヒアリング、文法、単語…と学習項目を変えるというイメージです。

反復学習も必要

インターリーブ学習が、同じことを延々学習するよりも効果的であることはわかりました。では、反復学習は必要ないものでしょうか?

インターリーブ学習で変化をつけたとしても、一度ですべてを覚えるというのはおそらくほとんどの人が無理でしょう。何かを覚えるためには結局のところ、何度も繰り返し学習する必要があります。

長時間同じことをしていると集中力も続かず飽きてしまうため、変化をつけながら学習すると効果的という点でも、インターリーブ学習と反復学習は組み合わせることで相乗効果が見込めると考えられます。

人間の脳が高い集中力を持続できるのは15分間、どんなに長くても90分が限度だと言われています。インターリーブ学習なら、反復学習であっても、15分ごとに5分ほどの休憩を入れながら学習項目を変えることで、常に高い集中力を保ちながら学習することができます。

「反復学習よりインターリーブ学習が効果的」という言い方は不正確で、本来は「インターリーブ学習で変化をつけながら反復して覚える方が効果的」と言うべきでしょう。

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